うだがわんの思考

人には言えない事を書きます

神曲 地獄編 読破

2020/4/1 購入

 

同年4/25本編を読み終え26日に後書きを読んで終了した。これを読むきっかけになったのはもちろん世界史の教養もあったけど一番影響されたのはR sound design の「神曲」を聴いたことかな。個人的には一番雰囲気が好きな音楽なので是非聴いて欲しい。元はボカロですが本人カバーもあるのでボカロが苦手な方はカバーもおすすめです。

話の流れとしてはダンテが師とするウェルギリウスに連れられて地獄を底まで案内する話です。ウェルギリウスはもちろん古代ローマの文化人なのでダンテと同時期に生きていたわけでは無いですが、精霊として登場し、天使からの命を受けて案内したそうです。面白いのはダンテがこれを自分が目で見たことを書いたと言ったことですね。

地獄は九の谷からできていて降りるごとにその罰の程度が重くなっているんですが、世界史をやっていれば所々に知ってる人が出てくるので豆知識にはなるかもしれません。ちなみにリンボっていう地獄の入り口には罪を犯さずただし神への信仰心が足りなかった人が集まるのですが、哲学者がいっぱいいました。

あとは第八の谷にムハンマドがいたことですかね。イスラム教の開祖でも地獄の底近くまで落ちるんだなーと思いました。

世界史勢は是非読んで欲しいな。

 

ちなみに今はフランクルの「夜と霧」を読んでいる。百数十ページの短編なのでサクッと読んでいきたい。