うだがわんの思考

人には言えない事を書きます

美術館巡り

多分美術館は一人でいくタイプの人間だなって今日思った。

 

上野の国立西洋美術館日本橋のアーティゾン美術館、アートアクアリウムに赴いた。国立西洋美術館にはロンドン博物館から移動してきたゴッホの「ひまわり」を中心にベラスケスやムリリョ、ルノワールなど様々な有名美術が並んでいた。美術館自体はとても面白かったんだが後ろにいるヤンキー集団がまあとてもうるさかった。年代的にはほぼ同年代でおそらく学校の課題として観覧してくるよう言われたのか誰かの趣味に付き合っているのだろうが、しょうもないコメントをわざわざ口に出していて非常に耳障りだった。ノイズキャンセリング使えばよかったと今更後悔している。途中展示が各所にちらばっているブースや彼らの観覧速度が速かったため、すぐに離れられたことは幸いだった。美術館って必ず踏み越えては行けないラインがどの作品にもあると思うが集中していると意外と見落としてしまうのだろうか、自分は線を気にしながら絵を見ていたが周りには踏み越えてしまう客がちらほら見かけた。気にしすぎているのだろうか、でも大体注意されているから間違ってはいないと信じている。

 

アーティゾン美術館はたまたま当日家に上がり込んだ叔母が日本橋に他にも展示をしている所があると話していたから調べた時、「クレー展」をみつけた。パウル・クレーは某ミュージシャンがklee!klee!と歌っていたからどんな絵を描いているのか全く知らないけど勝手に親近感が湧いた。現代美術のキュビズムを代表する画家らしい。たしかに描いたほとんどの絵はどれも抽象度の高いものが多かった。美術館の中は国立西洋美術館とは対称的で3人くらいしか見かけなかった。床が木造でできていたため人の靴音がかなり響き渡った。人がいなさすぎて逆にどう振る舞えばいいのかわからずに緊張したけどむしろ集中しやすい環境だった。最後にアートショップがあったため画集をみていたが買おうか非常に迷った。美術展に入らずにグッズのみ購入することができるならもう一度行こうか考えたが構造上それはできないようだ。今回は見送ることにした。画集に2000円の価値はあるのだろうか。

 

アートアクアリウムは直前になって金魚に病気をもったものが何匹かいる話を聞いていこうか迷った。これに関しては写真目当てでいくつもりだったので良物が撮れなさそうなら別にいいかなとそこまで執着してはいなかったが、チケット代2000円の元をとるためとりあえず行ってみた。ただここは男一人で行くようなところではなかったらしい、周りは女子集団かカップルのどちらかがほとんどで一人で来ている人はほとんどいなかった。入り口でお酒を配っていたが手荷物を増やしたくなかったため素通りした。金魚の病状をみせないためのカモフラージュのつもりなのか風情を楽しむためなのかわからないが写真目的じゃなかったら普通に買っていたと思う。中は人がごちゃごちゃと自撮りしたりキャーキャーしたりとある意味でお祭り騒ぎだった。とりあえず話し声とBGMがかなり煩かったためノイズキャンセリングをつけた。中は全体的に暗かったため写真を撮るには不向きだった。クオリティは早々に諦めて記念写真程度にあちこち撮っていった。終盤階段を登るとカフェがあり、季節限定のカクテルなどが置いてあった。疲れて判断力を失ったのかなんとなく入りたくなり席に案内してもらった。間違えて店頭で「このカクテルいただけますか」となぜか店に入らずに商品をもおうとする謎の客になってしまったあたり未だコミュ障は健在しているんだなーと思った。この点一人で来て正解だったと思う。なんだかんだチェーン店以外の一人カフェも成功しかなり自惚れた。時刻は20時を回り、鳴り出した腹にアルコールを突っ込んだせいで度が強くないにもかかわらずかなり酔ってしまった。その後はアートアクアリウムの変遷とお土産屋があったくらいで特に欲しいものもなく家に帰った。近くに「伊勢定」といううなぎで有名な店があるらしいがLOが19時だったため食い逃してしまった。

 

どうやら自分は美術館ひとつにつきおよそ2時間かけてまわるようだ。

絵画→題目→絵画→説明→絵画の順に見ているとかなり時間を要することがわかった。多分よっぽど美術に興味を持っている人でないとここまで長くいることはないと思うから行く時は一人で十分だろう。ひとりの時間も大事。

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全く関係ないが最近左目のまぶたが痙攣しているのだが1週間ほど続いている。睡眠時間はかなりとっているがそれ以上に疲れているのだろうか。蒸気アイマスクは基本的に寝相が悪いためすぐに外れてしまう。さてどう対処しようか。とりあえず寝る前のブルーライトを減らす意識は持っておこうかな。

それでは。